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No.3 ■ 2010 . 07 . 07 (wed)A
韓国料理に大満足し、ジャズクラブへと向かいます。ほんとアジア系の料理は良いです。元気をいただけます。
どこへ行こうか色々考えますが、やはりいつも行くコースにしようかと考えます。
今回のNY滞在中は新たなジャズクラブに行ってみるというよりは、できるだけ多くのジャム演奏機会を持って、且つ多くのギグを見るというのが目的なので、効率的に回れるコースがよいですね。
しかしまぁ・・・、今回の滞在期間は9日程度なのですが、このくらいの期間ではゆったりと見て回る感覚にならないですね。できる限りたくさん・・・!という感じで少々しんどくても体にムチ打って歩いてハシゴします。1ヶ月ほどあれば考え方も変わるんでしょうね。
Garageを目指してWEST4thに来ました!
またまたバスケやってます!!
みんな体デカイです!!
Garageへ向かう途中、地下鉄駅『Christpher St』の入り口辺りでストリートパフォーマンスをしている人を発見。
バケツやらナベやら、色々なものを1つのキャリーで運んで、全て楽器にしてたたいてます。ちゃんとチップを入れて写真を撮らせていただいたんですが・・・・、立ち止まる人は少なく・・・。
森崎氏がよく言っていますが、ストリートで注目されようとすると目新しさが大事だと。確かにもう見慣れた感があります。難しいですね。
はい、Garageに到着。今日もブルックリンラガーを飲みながらライブ観賞・・・。ですが、いきなりの
ドラムレス
!んー・・・出て行こうか悩みますが1ステージくらいは見ようかと落ち着きます。
女性ボーカル『ジェイナモーガン』さんのカルテット。ボーカル以外はピアノ・ベース・トロンボーン。
本当にオールドな雰囲気、クレオールジャズというかディキシーというかといった感じのサウンドです。1920年代にタイムスリップしたように思わせます。グルーブはしっかりしていて心地良く聴けました。ジャズと一言で言っても色々な人がいてます。楽しいです。
本日は、昨年訪れることの無かった老舗のジャズクラブ、
『Village Vanguard』
に来てみました。場所はGarageやSmallsなどからもほど近く、歩いて5分もかからない程度です。
ジャズの巨匠達のライブアルバムがここから生まれているので、どれほど凄いところかと思っていたらすごく狭い入り口・・・・。入り口ドアを開けたら即階段で地下へ降りていきます。
この日のライブは、
(Pf)エンリコピエラヌンツイ、(Ba)マークジョンソン、
(Dr)ポールモティアン
のトリオ。
ドラムのポールモティアンと言えば、ビルエバンストリオでスコットラファロとも共演していたレジェンド的な存在。もう結構な年齢のドラマーです。どんな演奏かワクワクしながら待ちます。
演奏中の撮影は禁止されているようなので、演奏前にステージのみを撮りました。
演奏の方はと言いますと、主にラテンナンバーが多くほとんどはオリジナル曲だったか・・・。素晴らしいピアノでした。
ポール・モチアン氏は、2011年11月22日にニューヨークの病院で逝去されました。ご冥福をお祈りいたします。
たぶん私はパワフルな演奏を見たいのでしょう。どうなるか分からないようなスリリングな演奏が好きなので。と、なるとやはりエネルギッシュな若者・・・?
ま、NYのミュージシャンのほとんどがエネルギッシュですね。周囲のことを一切考えない自己主張の強さをみんな持ち合わせています。そんなところが魅力的です。
さて、歩いてすぐの『smalls』に向かうことにします。
『Smalls』に到着です。20ドル支払って中へ入ります。
オールドスクールな雰囲気のジャズが演奏されています。これぞバップといった感じの王道サウンドです。カッコイイ!!
リーダーは(cla)ケンペプロウスキさん。クインテットでの演奏。他は(Pf)エウドアシェリーさん・(Ba)ジョエルフォーブズさん・(Dr)チャックレッドさんです。
トランペット奏者の方がゲスト的に入ってました。みなさんすごいです! 熱い演奏にこちらのテンションも上がります。
ギネスビールを飲みつつライブ観賞。昨日も来てたこともあり、店の方が『今日もギネス?』みたいに聞いてきます客の顔を覚えている辺り凄いな・・・・と、感心です。意外に親切なことにビックリ。
さて、この日のドラマーチャックさんはこれぞバップドラマーと言ってよい感じ。フィリージョーを彷彿とさせるグルーブです。
休憩時間中チャックさんに熱心に質問する若者の姿もありました。チャックさんはわざわざブラシを持って親切に実演して解説してました。若者は動きを間近で凝視。心の広いチャックさんでした。
ライブには大満足。Smallsを出て地下鉄に乗ります。
立て続けにたくさんライブを見るのでけっこう耳が疲れてきてますが、今からジャムセッションできるところへ・・・。時間は限られてるので急ぎましょう。
地下鉄で乗り換えなしにいけるCleopatra' Needleに向かいます。
はい。1年ぶりの
『Cleopatra's Needle』
!
毎晩ジャムセッションをしているありがたいジャズクラブです。
この日はセッションホストがベースのチョンサン君でした。すごくかっこいいベースプレイでした。
話しかけたところ彼は韓国出身。音楽学校を卒業した1年目らしく、音楽活動に明け暮れている毎日のようです。この後おそらくアーティストビザを申請したり大変な作業が待っているんでしょうね・・・。
ドラマーの彼も韓国出身でした。シンバルの話を色々しまして、彼が使ってるシンバルはオールドAだとか。けっこう値段は高いんでしょうが、彼はイマイチ気に入ってないと言っていました。問題なく使えそうなのに・・・。彼の名前は聞きましたが忘れてしまいました・・・、残念。
この日は参加者がそれほど多くなかったので、けっこうたくさん演奏できました。
この日の参加者には日本人の方も多く来ていました。サックス・バイオリン・ベース・・・・。皆さんに挨拶して名前を聞いたのですが・・・・、こちらも忘れてしまうという・・・記憶力に問題があります。
写真のピアニストがホストピアニストのマークさん。すごく力強いプレイだったのが印象的です。
ベースのチョンサン君がまた来週もやってると言っていたので、また来るねと挨拶して帰ります。
2日目終了です。
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