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No.6 ■ 2009 . 6 . 24 (wed)

またも目覚めました、森崎氏の部屋にて、NY3日目です。軽く13:00を過ぎたくらい、毎日起床時間が遅くなってきています。ま、朝帰り続きだから当たり前ですがね。

森崎氏の部屋から外を見てみます。近隣住民のチャイニーズの方々の声が聞こえます。

3日目にして少し体調不良気味です。ちゃんとしたご飯を食べず毎日大量のビールを飲んでいるからでしょうか・・・・?日本食が恋しい・・・。

それに毎日マンハッタンでジャズクラブを回るために結構な距離を歩きます。地下鉄にはエスカレーターなどほとんどなく階段ばかり・・・、少し体力的にやられたか・・・。音楽には体力が必要です。
今日の予定を森崎氏のパソコンを使って決めています。日本で色々スケジュールを調べたりしてましたが、この日は全く予定を決めていませんでした。ネットで調べてもよく分からなかったりで。

色々見てると、NYで活躍中の日本人ドラマー『田井中福司』さんが演奏してるとか、これは見なければいけません。田井中福司さんは森崎氏がNYでお世話になっている方。僕自身がNYを訪れるきっかけも2月に田井中福司さんの大阪でのライブを見たことがきっかけでした。
森崎氏にお願いして、田井中さんに連絡を取ってもらいました。楽しみです。
森崎氏とまたマンハッタンへ出かけます。ライブまでの時間また楽器屋さんでも行こうかということで。なんとか良いシンバルでも見つからないかと考えています。

駅までの途中、突然の豪雨につかまりました。なので、中国人の経営する『餅屋』(パン屋)で雨宿り。

NYには日本の梅雨のようなものは無いはずなのですが雨が多いです。本当に。
42stあたりの『Bryant Park』という公園に森崎氏が案内してくれました。もし、天気がよければ公園でパフォーマンスしている人も多く見られるということだったんですが・・・、さすがに雨がきつかったので演奏者はいませんでした。

マンハッタンにはところどころ、ビルが立ち並ぶ一角にこういった公園があります。多くはきっちりと掃除されてキレイです。 一番大きな公園がマンハッタンの真ん中少し上くらいにある『Central Park』です。

公共の場所にはこういった看板が立っています。
要するにNY市が管理する公共の公園なので、みんなが楽しむためにこんなことはしないでくださいってことが書かれています。

街中の道路や地下鉄の印象とは違い清潔感があります。人々の意識も違うんでしょうかね。
公園の一角に公衆用のトイレがありました。中はすごく明るい雰囲気で清潔です。清掃の職員さんが頻繁に掃除しています。

マンハッタンを歩いていると、日本との違いを感じる点として『トイレ』があります。日本は本当に便利だと思いました。NYでは駅に使用できるトイレはありませんし、コンビニでかりることも不可能です。
こういった公衆トイレがまれにあるくらいで、森崎氏が言うにはこんなキレイなトイレは少ないそうです。ほとんどがスゴイ環境だとか・・・。日本とは当たり前が違います。
Bryant Parkの通りから見えました『エンパイア・・・・』なんとかってビルだったと思います。
高いです。天気悪いです。

お腹が空いてきました。

私の食に関してのストレスが早くも限界にきたようなので、森崎氏にお願いして日本食のお店を教えてもらいました。『めちゃんこ亭』です。

こってり博多系のラーメン。
約2日ぶりの白ご飯。変になつかしく思えました。NYにいる間日本食に手を出したのはこの日だけ、あとは少し慣れて平気になってきました。ちょっとした禁断症状だったのでしょうかね。

まだ日は落ちていませんでしたがビールも頂きます。このとき森崎氏にふと注意されました。
『山口さん、いつも結構ビールたくさん飲んでますけど、コンビニでビールを買って公園で飲んだりしないでくださいね。逮捕されますから』

『え!!何それ??』って感じの一言でした。要するに公共の場での飲酒は違法なんですね。公園、道路、駅・・。知りませんでした・・・。そういえば、そんな人をNYでは見ていません。帰りにビールを買って、道中缶を開けたりしなくて良かった。ってゆうか最初に教えてくれよ・・・・って思いましたが、NYでは当たり前なんですから仕方ないです。 あぶないところでした。
店を出て『Duane Reade』というコンビニで生活必需品の買い物をします。髭剃りとかね。

しかしまぁ、店員さんのスピードが・・・、かなりゆっくりです。長蛇の列がレジにできているのに、ほかの店員さんはほったらかしです。NYの当たり前なんでしょうかね、客は誰も文句を言いません。大阪やと時間が掛かりすぎでエライことになりそうです。

ここでもう一つ驚いたことがありました。写真にも写っているタバコの値段ですが『9.28』ドル・・・およそ900円。タバコはどうも高級な嗜好品のようです。森崎氏が私に免税店でタバコを買ってきて欲しいと言った意味がようやく分かりました。日本の銘柄が手に入らないだけでなく、1箱の値段がかなり高価です。
街中でトイレに行きたくなったときには『マクドナルド』で借りてください、と森崎氏に教わりました。
たしかに何のおとがめも無く借りれます。比較的清潔です。トイレットペーパーのでかさにはビックリです。

ただ、深夜は閉鎖しているところがほとんどみたいです。
森崎氏ともこの辺から別行動します。私はタイムズスクエアに戻って『SamAsh』という楽器屋さんに来てみました。何とか掘り出し物を探して買って帰りたいと思うので・・・。

ドラム売り場の方は意外に閉店時間が早く、ざっと見てみましたが基本的に新品のみの取り扱いで日本で買えるものがほとんどでした。イマイチ魅力に欠けます。

管楽器売り場の方も覗いてみます。ビックリすることにYAMAHAが超高級ブランド扱いです。テナーサックスなんかは日本の値段より1000ドルくらい高い。
良い楽器は見つかりませんでした。
とりあえずフリーペーパーの『ALL ABOUT JAZZ』を頂きました。

この情報誌は月刊誌で、ジャズクラブの住所のリストも載ってたりでわりと見やすいです。
タイムズスクエアの北の方に『iridium』というジャズクラブを見つけました。こちらも高級なお店。BIRD LANDとかと同じような感じらしいです。

私が滞在している期間にはどうもジャズ系のライブはやっていないようです。残念です。
さて、あまり夕方辺りのスケジュールを決めていなかったので、ただのマンハッタン徘徊するのみになってきています。『All About Jazz』でもチェックしてみましたが、人名をみてもどんな人かさっぱり分からないので、とりあえずGARAGEにでも行こうかと思います。

不気味な雰囲気の地下鉄にも慣れてきてます。
GARAGEへ向かう道中『Music inn』という怪しい楽器屋さんを発見しました。

店内をシャッターごしにのぞくと動物のツノのようなものや変わった衣装、一見ギターに見える弦楽器が・・・・。開いてるときに来てみたいです。


GARAGEに着きました。

相変わらずお客さんはいっぱいです。
店に入るとピアノトリオが演奏していました。すごく心地良いサウンドです。

この時演奏していたのは『John Chin Trio』。たぶんチャイニーズ系のピアニストです。ベースはPascal Niggenkamperさん、ドラムはMarc Ayzaさんでした。
Marcさんはサウスポースタイルのドラマーで、すごくピアニッシモがきれいな音。NYで見たドラマーでは私が最も理想とするスタイルのプレーだったと思います。
演奏の終了後に挨拶して少し話しました。近いうちにマンハッタンでライブがあるなら見たいと思いスケジュールを聞いてみたところ、25日(次の日)にFAT CATで演奏するとか・・・、私はJoey De Fransiscoのライブを予約した後でした、残念。しかもそれ以降はまた違う都市に移動するとか・・・売れっ子なんでしょう。

Marcさんにも使っているシンバルを尋ねてみたら彼はオールドのAを使ってるみたいで、そういえばオールドAがSTEVE MAXWELLにあったな・・・とか考えてました。

後で色々調べてみたところYoutube等で彼の演奏している姿はたくさん見れました。
スペイン人の彼はすごくフレンドリーに話してくれたナイスガイ。また彼の演奏を見たいものです。

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