Marc Ayzaさんのトリオが終了したのち、しばらくビールを飲みつつ待っていると、オルガンを抱えた方が来てセッティングを始めました。
ドラムの田井中福司さんもあとから来られました。挨拶して言葉を交わします。田井中さんは『NYに移り住んできたの?』と聞いてきました。日本から1年〜2年くらいの期間滞在できるようにして引っ越してくる日本人ミュージシャンは結構多いようです。『いえ、10日間ほどの滞在です』というと『少ないね、もったいない』と。
田井中さんにもシンバルのことについて訊ねると田井中さんはスピッツを使っていました。なんと高価な・・・。NYでも日本でも約2000ドルくらいのシンバル。アーティキュレーションのキレイなシンバルです。なかなか思い切って買うことができません。
しばらくのちにテナーサックスの方が来られてライブがはじまりました。『John David Simon Trio』です。John David Simonさん(T.S) Pat Bianchiさん(Org) 田井中福司さん(Drums) の3人です。田井中さんのドラムはこれぞバップといった感じのすばらしいドラミングでした。フィリージョーを彷彿とさせる雰囲気です。2月に大阪で見た時の感動を思い出しました。 演奏を誰も聞いていない環境の中で田井中さんのドラムソロは一気に注目を集めて拍手・声援を受けてました。NYのミュージシャンは『Yeah!』と観客に言わせる必殺技を何かしらもっています。