みなさまこんにちは

最近物忘れが激しいドラマーの山口です
単純な計算ミスも増えておりまして、毎月の収支も怪しいもんです。たぶんニューヨークでも雑破な計算しかせずにお金を使ってたので思ってたよりも使い込んでたのではないかと、、、、。
カードで支払ったことも忘れてたり、、、
来月あたりにニューヨークでの買い物の請求がくることでしょう、、、おぉ怖い、、、。
さてさて、ニューヨーク備忘録シリーズも今回が最終回です
できる限り正確な内容をお伝えできるよう努力いたします。
今回の一発目の写真はこれ
滞在しておりましたホテルの浴室、トイレです。
風呂トイレは各階に2つか3つくらいあって共同。毎日キレイに掃除してくれたはります。湯船に浸かることはできませんが、意外にストレスはありません。
よく汗をかいたのでシャワーを使用する頻度が高かったです。
この日は朝から近くにあるJacks Storeで面白そうな物が無いか探します。お土産に良さげなものを。大阪でいうところのジャパンみたいなもんでしょうか、、。
なかなか品揃えが良く、しかもえらい安いです。
さてこの日はどのように動こうかと、、、
泣いても笑ってもライブを見られる最終日。
どうすれば笑えるのかちょっと考えます
津田さんとも話し合いましたが、やはり音楽をやる人間として、この場所で見ることのできる芸術にはより多く触れておいた方が良いでしょうということになりました
音楽だけでなく、造形や絵画、またパフォーマンスなんでも、、、。確かにすごく大事なことだし、世界における芸術の中心のような街にいられるこの時間を大切にするためにも、昼間を寝ずに活動しようかと考えます。体力は減ってきておりますが、、、
じゃ、具体的にどうするか、、
古代から近代までの芸術品が集まる場所がありますので、そこへ行こうかと。
メトロポリタン美術館です
先日、津田さんは既に見に行ってはりましたが、あまりのスケールの大きさなので2回目行っても全然構わないとのことなので、この日は昼間も行動を共にします。
メトロポリタン美術館はセントラルパークの東側にあります。なので、アップタウンに向かう線に乗るべく、グランドセントラル駅を目指します。
はい、やって参りましたのは86st。
東側にあるレキシントンaveあたりにでられる駅です。
地上に上がりましてセントラルパークを目指します。この日も日差しが痛いです
途中、時間貸し駐車場の看板がありました。マンハッタンの物価が気になってしょうがありません。
スペシャルプライスってことで最大13時間利用して21ドル12....
税金入れたら2700円くらいすか?
高い、、、
僕の基準は24時間で700円とかです
あれこれしてたら到着しました。
メトロポリタン美術館です。
デカいです。かいでーです。
オープンまで少し時間があるので噴水のあたりで待ちます。
オープン直前は長蛇の列。
我々も並んで早めに入ることができました。
中に入ってビックリするんですが、、
とにかく広い
これはエントランスホール
奥の方のチケット売り場で購入して入ります。
全体をくまなく見るべく津田さんが無駄のないルートを案内してくれます。津田さんが教えてくれなければ回りきることはなかったでしょう
美術館に足を踏み入れて、いきなりその規模に驚かされます。デカい

そして、まず最初に見たエジプトのエリアで度肝を抜かれます。

デッカい石像やら石柱やら石棺やら、、、
凄い数だ、、、
えらいこっちゃ、、、
私の受けた衝撃は計り知れません。
あしたのジョーで言えば試合開始直後にクロスカウンターをもらったような気分です。実際にクロスカウンターを受けたことはないのですが、、、
写真は私よりもずっと大きな石像たちに囲まれての記念写真。こんな大きな石像が、エジプトから遥か離れたこんな場所にたくさんあるなんて、、、
どうやって運んだのか、、こんな重たいもん、、。ちゃんと許可とって持ってきたのかなー、、とか、、思いはそんなことばかり。
するとその後もっと度肝を抜かれます。
神殿みたいな建物丸ごとあるやないか!
アメリカ半端ねぇな、、、バチ当たらないか?
この国の凄さというか、節操のなさというか、いろんな意味での凄さを感じます。
ここで1番衝撃を受けたのはこの神殿でしょうか、、、。何せあまりに規模が大きいのでこれ以降は『流し見』する感じで写真だけは撮りつつ動きます。そうじゃないと回りきれないので。
1階のフロアを全部回るのに2時間半超。2階も同様なので、5時間以上はメトロポリタン美術館に滞在しておりました。
展示されている作品は膨大な数、私が撮った写真もかなり多いので全て載せることはできませんが、、、印象に残った物は、、、、

メドゥーサの首を取ったペルセウスの像
この辺りは日光が差し込んでて気持ちの良い空間でした。
アメリカのエリアには楽器もありましたね。全体を比較して見ればアメリカは歴史が浅いことがよく分かります。
一つ謎だったのは日本のエリア
観音さんがいたり、竹細工が紹介されていたり、、、、。
そんな中、、、
ザク?!
赤い彗星、、!?
なぜかシャアザクが展示されてました。どう考えてもここだけ浮いてた、、、
おそるべし
メトロポリタン







もっと他にも絵画など多くのものを見ることができました。時代の移り変わりとともに絵画の内容も変化してたりといったことが見られたのは面白かったです。

現代美術は理解できませんが。理解するべきもんでもないかもしれません。
こんなのも現代美術では作品だそうで、、、、。
私がタイトルを名付けるとしたら
『色見本』ですね
いやー凄かった。メトロポリタン
もしまたニュヨークに来れるなら、ここはまた来たいです。
3日ほど時間を作って、それぞれの場所をじっくり見たいなぁ

メトロポリタン美術館を後にして、一旦宿に戻ります。時間はもう少しで夕方に差し掛かろうかというところ。
歩き疲れてバテバテです、、
5時間近くも歩けばそうなりますわね。ミュージシャンは通常の生活では運動しないからウォーキングしたりするのを生活にイヤでも取り入れないと運動不足になってしまうもんです。
今回の旅行で得た教訓かも。
バテバテな中私はお土産を買いに色んなお店を回ります。体力いります。
さて、このあと現地ドラマーのkyoheiくんと連絡を取り合いまたつるみましょうかということで3人で行動します。
向かった先は、、
はい、ワールドトレードセンター!(旧ドラえもん風発音)
911テロ跡地です。
私は8年前に訪れましたが工事中でした。その後がどうなっているのか確かめておこうかと思います。
前に来た時にはありませんでしたが、駅から地下道を歩いてWTC跡に向かうと真っ白な印象の大きなショッピングモールができてました。将来的には駅ができるらしいす。
地下鉄の遅延が多いのもこの駅工事で忙しいからですかね?それとも他の改修工事とか?
外から見たらこんな感じ
奇抜です
なんか天気が怪しいす
歩いてすぐのところにモニュメントがありました。四角い大きな池のような、中に向かって水が流れ込んでます。1番外側の石碑には犠牲者の方々の名前が記されているようです。
8年前はこれを工事していたのか。
すぐ横にある白い建物が911記念博物館です。
記念?英語での名前は911memorial and museum です。言葉の捉え方が日本人と違うのか、、、メモリアルという響きに違和感を感じます。
中に入る際には飛行機の搭乗さながらのボディーチェックがあります。
写真はカバンに出刃包丁を忍ばせていたkyoheiくんがチェックにひっかかるの図です。
kyoheiくんは料理人でもあります。
" A huge knife in your bag."と言われ
" I am a chef "と説明するkyoheiくん。
コックでなくシェフなあたりがレベル上な感じです。
中は911で壊れた車両やら建物の基礎、柱だとか展示されてました。展示のメインの部分は撮影禁止。当時の映像などが流されております。
あー凄い出来事だったんだねーと思いつつ、出口付近まで来ると、
『911メモリアルショップ』
なるものがあるではありませんか!
ようするに記念グッズを販売してます。
マグカップとか帽子とTシャツ、、、、
それらに『911MEMORIAL』という文字が入っています。
それでお値段結構高め、、、
んー、、、、
この感覚僕には分からないなぁ
これで商売するか、というあたりが。おそるべしニューヨークシティー
日本で言えば、311東日本大震災とか書かれた商品を販売するようなもんです。何というかアメリカは神経図太いす。
ちなみに僕はニューヨーク市警のミニカー5台セットを購入しました。
さ、時間が19:00前くらいになったところ。正直体がかなりバテてます。眠りたい感情もありますが、一応予約を入れたdizzy' clubのライブを見にいこうと思います。
Dizzy' Clubはセントラルパークの南西あたり。高級なジャズクラブです。
もともとは僕1人だけ予約してましたが3人で行くことに。kyoheiくんが電話で予約変更してくれます。
1番の線に乗りやってまいりました!jazzのロゴが見えます。初めて来たジャズクラブです。
受付で、アイムリューシローヤマグーチーと伝え案内してもらいます。
高級ジャズクラブは実にお高い雰囲気です。ステージの後ろはマンハッタンのビルが見えます。
この日はドラマーのクインシーデービスさんがお目当てです。
8年前にSmallsで彼のプレーを見た時は衝撃を受けました。凄くクリエイティブでパワフルで繊細なプレー。
今回も凄く綺麗な音でした。
ステージの最中に後ろは虹が出てました。雰囲気良いですねー
お腹もそこそこ満たされて店を出ます。
HPはだいぶ減ってます。
疲れてるんですが、もうひとつ、、、
この日はマイクスターンが演奏してるんです。で、ドラマーが私の大好きなクリフアーモンド様なのです。
あぁ、、クリフ様、、、
マイクスターンが演奏してるのは55bar
またダウンタウンに戻るのかという感じですが体にムチ打って向かいます!
はい!キター!55bar!
今回の滞在でどれだけ来たことでしょうか。
マイクスターンが演奏するときは本当にお客さんいっぱいですね。マイクスターンのステージの最初はだいたいジャズスタンダード曲やってくれるので楽しいです。クリフ様のプレーはやはりカッケーす。こういうアプローチをもっとできるようになりたいなぁとしみじみ思います。
壁とスピーカーの間からちょっとだけ見えたクリフ様。55barは座る席によってドラムがほぼ見えなくなるのが難点です。スピーカーがマジ邪魔す。
でも実に安くて良いライブがあります。オススメのジャズクラブです。

このライブを見た後、ジャムセッションに行こうか少し考えましたが、もう体力の限界という感じと次の朝かなり早く宿を出発をせねばならないことを考慮して帰ることにします。
これで今回の滞在の行程は全て終了なのですが、全体的な感想としまして、ニューヨークに旅行に来るということは実に金がかかる!高い!
この印象が1番!なんでだろうなー?マンハッタンの真ん中に泊まったからかなー?食事するにも結構な値段。オフシーズンなので航空券と宿代は安かったのですが、滞在中のお金が凄いかかります。
ただ、マンハッタンの真ん中に滞在すると移動のストレスはだいぶ減ります。あれだけ電車が動かないとなおさら。オレンジの線が本当に遅延が多かったからブルックリンに泊まってたらブチギレしてたかもです。
それから、街が汚い!
どれほどのネズミさんたちを見たことでしょうか、、、
そう思えば日本は実に綺麗で清潔です!
ライブでの1番の衝撃的な演奏はウェインクランツさんです。それを見たことでオーランドルフレミングさんの演奏を見れたことが凄く良かったです。衝撃的なサウンドっていっぱいありますね。
前に来た時にも受けた印象なのですが、高級なジャズクラブでの演奏は無難にまとまってる感じが多く、ダウンタウンの価格が安めのバーの方が熱くてはじけた演奏が多いです。今回55barに多く行きましたが本当に安くで良い演奏が見られます。
高級なお店に行くのは、そこでしかレジェンド級の演奏が見れない時とかにしておいた方が良いかもですね。
そして最後2日間は少しの観光もできました。ニューヨークという日本の3倍近くも観光客が集まる都市のメジャーな部分に触れられたことは良かったです。メトロポリタンは凄いす。
Kyoheiくんとも色々話してアメリカという国の歪んだ部分とか色々あるんだろうなぁという感じがわかりました。ま、日本も外から見れば充分歪んでるんでしょうけど。
そして何より今回はベースの津田さんと一緒に来れたことも良かったです。1人で来てたとしたら美術館に行こうという発想にはならなかったでしょう。それにいっぱい良い写真も撮っていただいたりありがたかったです。
そして、10日間近くも家を放ったらかしてニューヨークに来ることを許してくれた家族に感謝。お父ちゃんは思ってたよりお金使ってたかと思います。怖くて使ったお金の総額は計算してません。ざっくりこれくらいって感じでしかしませんのでよろしく。
最後になりましたが、こんな殴り書きのようなただの旅の備忘録を最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。
ニューヨークはすごい街です。そこらじゅうにイレズミを入れた人がいて怖い印象があります。でも実際は悪い人ばかりではないのでしょう。文化を自国の偏見で判断してはいけません。タトゥーは悪とは限らないのです。
そんな思いを抱いた写真でニューヨーク備忘録の最後にしたいと思います。
こちら
肩に『姉』と刻んだ方が心に残ってます。たぶん妹さんがいるのでしょうか、、、
写真は津田さんから拝借しました。
ではでは
みなさまごきげんよう
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ドラマーに必要不可欠な基礎練習をレクチャーしているDrums Basic Skill Trainingです。
当教室の門をたたいてくれる方の多くから、『今まで我流で曲のコピーのみやってきたのでドラムの基礎の部分を知りたい』を聞いたことからこのウェブレッスンを作成するに至りました。
ドラム上達に必要な練習をシングルストロークに絞ってレクチャー。
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