みなさまお疲れ様です。ドラマーの山口です。久々の近況報告をいたします。
この数ヶ月、大変忙しく過ごしておりました。
振り返ると…
5~6月は高槻ジャズストリート、大津のジャズイベントへの出演、ついったー東方部でのレコーディング等色々やりました。
そしてレコーディングした楽曲がゲーム「ブレイクマイケース」のBGMとして入ったり↓
自分の携わった作品が、ゲームの中で流れるってすごい!
そしてもう一つ、ついったー東方部でレコーディングした楽曲がゲームに入る予定です。
ゲームは「東方ダンマクカグラ ファンタジアロスト」
追加楽曲パックの11段として10月に入る予定です。先日はベータ版のテストがあったとか
https://alliance-arts.co.jp/news-detail/2136
実に楽しみです
そんなこんながありまして、7月からは付き合いのある音楽教室の伴奏仕事だったり、自身の教室発表会等慌ただしくしておりました。
今回、自分の教室の発表会で学んだことが一つあります。僕は人前で歌ってはいけない…。クオリティが…。
歌える人ってすごいなぁ、マジで。
8月の終わりには、ついったー東方部で福岡の博多にて演奏してまいりました。
東方Projectの同人即売イベントでした。

イ
ベントタイトルは「大⑨州東方祭り76」
イベント参加者の多さと、お客さんの年齢層が意外と若くてびっくりしました。小学生、親子連れとかいっぱいいました。何かお目当てとかあるんでしょうね。
で、この会場での演奏、私は大阪からはるばる来たわけですが、主催から当日のステージにはドラムセットが用意されていないことが通達されていました。
こういったイベントで会場にドラムセットがない場合、ドラマーは自ら現地でドラムセットを調達するか自分のドラムセットを家から持ってくる必要があります。
これはドラマーの宿命なのですが、ドラムセットを運ぶということは実に大変なのです。タイコだけでなくシンバル、そしてスタンド等のハードウェア、全て合わせるとそれはそれは重くてかさばる物になります。
当然電車移動は厳しく、博多の地まで車で運ぶことを余儀なくされます。
そして僕は
車の運転が大の苦手
3月にあった彦根でのイベントにドラムセットを運んで演奏しましたが、大阪から彦根まで3時間以上かかりました。通常の人は1時間半程度で到着できるらしい…。 僕は運転するとすぐにしんどくなって、疲労が蓄積されて眠気が襲ってくるので、休憩する回数も増えます。必然的にかかる時間は増えていくわけです。
Googleマップの経路検索で大阪から博多の時間を出してみると約7時間半。
一般的な人より倍くらい時間のかかる私はおそらく14時間くらいかかってしまうのでしょう。そして車で移動した場合の帰りの移動も考えると、合計時間数では1日以上移動することになるかと。
そんなの絶対無理
かと言って、現地で誰かドラムセットを貸してくれるとか…、そんな知り合いやコネクションなんて全く無い。
これは八方塞がりか
そう考えた僕が取った作戦は…
『フィンガードラムを使ってドラム演奏をする』
です。
知らない人が多いと思いますが、フィンガードラムは指でドラムサウンドを出せる機械です。まだあまり認知されてないなあとよく感じます。
今までにフィンガードラムを使ってのライブ経験はありませんでしたが、今回はこれしかイベントをクリアする方法を思いつきませんでした。
フィンガードラムってこんな感じ↓
イベント当日、フィンガードラムとミキサーとモニタースピーカーをスーツケースに詰め込んで、気が変わらないうちに大阪を離れます。
新大阪から博多へ、新幹線の始発だとかかる時間は2時間半。実に早いです。
そして今回の演奏、ちょっとだけお見せするとこんな感じ↓
ステージ上のモニター環境はきっちりと音響さんとのサウンドチェックがありましたので僕は問題なく演奏できました。客席側で聞こえるサウンドもちゃんとドラムセットの音だと認識されていたようです。
いい、、、実に良い
実際に僕はプレーしていますから、フィンガードラムでもこれはちゃんとした生演奏。生のジャズ!
遠い福岡の地でドラムセットを運ぶことなく、フィンガードラムでライブ完了です。ドラム運搬でかかる労力をだいぶ削減することができました。僕にとってフィンガードラムでライブするということは新たなる挑戦でした。これからも腕に磨きをかけて演奏スキルの更なる飛躍を目指します。
そんなこんなでフィンガードラム、みなさんいかがですか?指だけでドラムが叩けてしまう最強の楽器だと私は感じてます。気軽に始めてみるのも良いかも。楽しいですよ。
てなわけで、本日はこの辺で。
ごきげんよう










