ルーディメンツという言葉ご存知でしょうか?
ドラムをやっていない人はまず知らないでしょう。
ですが、ドラムをやっている人ですら知らない人も多いはず。
一体何ぞや、、?ルーディメンツ。

ルーディメンツとは、スネアドラム(小太鼓)においてのスティッキングの基礎テクニックのことです。
主にマーチングやドラムコーで発展したものです。
このルーディメンツはドラム演奏においてたいへん重要なもので、しっかりした叩き方リズムを形成する上で必要不可欠だと感じています。
ですが、日本において残念ながらほとんど浸透していないと言っていいでしょう。
最近の傾向として、ドラム教室で教えている先生でもルーディメンツに関する知識やテクニックを知らなかったり、軽視している人がいるように思います。
日本でマーチングという物とドラムセットでの音楽ってどうも切り離されてる感じですが、切っても切れない物なんですね。
って言うより、マーチングでの演奏テクニック(ルーディメンツ)が基礎としてあってその上にドラムセットのテクニックがあると考える方が正しいでしょう。
私自身、ドラムを教えるということを長年やっておりますが、ルーディメンツについてしっかり教えることをした生徒はひとにぎりです。物理的にレッスン時間の問題が大きいのですが、認識してもらうのにも時間がかかりすぎるということがあります。
私のドラムレッスンにおいて、基礎の大事さは常に言い聞かせているのですが、特に『スティックの握り方と振り方』『叩く姿勢』についてはシビアに指摘しています。
今現在ルーディメンツについての大事さをイメージできていなくとも将来的にその重要性に本人が気づいた時に間違ったスティックの持ち方をしていることでストレスにならないように。
最初から分かってくれると一番良いのですがね、、、。
これから数回に渡り、このブログにて少しずつその重要性とテクニックの内容についてお話していきたいと思います。