みなさまおつかれさまです。ドラマーの山口です。

最近セミの鳴き声が顕著に大きくなるのを感じます。蝉の響きは良いです。めちゃくちゃうるさいですが、大好きな夏がやってきた合図なので良い響き。夏はえぇです。毛穴が開く!

さてさて、最近コミュニケーションって難しいと感じたことがありました。それは散髪屋さんでのことです。

僕には行きつけ…というかそこそこ行く散髪屋さんがあります。以前は美容院に行ったりもしましたが、なんか僕にはハードルが高い感がありまして、今は散髪屋という選択を取ってます。

その散髪屋なのですが、来店したらまず最初に僕は大きなバクチを打つことになります。それはカットしてくれる人が誰に当たるのか…

その散髪屋には2人カットをする人がおりまして…

お兄さんとお姉さん(作画:僕)

たぶん僕より年下…

この散髪屋さんでは担当とかがなくて、来店した時に手が空いている方がカットしてくれます。お兄さんが他の方をカット中なら手が空いてるおねぇさんがカット…。逆も然り。

ここで、僕としてはなんとしてもおねぇさんを引き当てたいのです!

その理由としまして、カットのウデと言いますか、やる気といいますか…

お姉さんのカットはたいへん良い感じで

小洒落た感じに上手く仕上げてくれます。変な要望さえ出さなければでしょうけど。

そしてお兄さんがカットすると…

全ての男性は角刈りに仕上げられます。

板前さん風になります。

僕は以前、「短めだけど、クシャクシャっと無造作に決まる感じで」ってお願いして「角刈り」に仕上げられたことがあります。

その時僕の前にカットされていた人も角刈りになってました。つまりお兄さんは角刈りが基本にあり、長めの角刈りなのか短めの角刈りなのか…くらいの基準で業務をこなしているのでしょう。

おそらく、「クシャクシャっと」とか「無造作」とか「毛先が揃わない感じ」とか言っても届かないワードなのでしょう。いやー伝えるって難しい。

こんな感じの散髪屋なので、最初にお兄さんに当たるかおねえさんに当たるかが重要なファクターとなります。店に入ってからどちらが切ってくれるのかが決まるまでが勝負です。

先日、行った時には珍しくお客さんでごった返していたので、名簿に名前を書き順番を待つことになりました。お二人ともカット中…

お兄さんの角刈りファンは一定数いるようです

「どうか…おねえさん…順番回ってきて」

待合にてタブレットを開き仕事の連絡をしつつ…

おねぇさんが当たることを願い、10分ほどで僕の名前がコールされます

キター!

おねえさん!心の中でパレード!!

もはや勝ったも同然。毎回このロシアンルーレットのようなドキドキを味わうわけです。ま、ドキドキさせてもらってることには感謝するべきなのでしょう

カットしてくれる人がもしお兄さんに当たった時、

「あなたの角刈りは好きじゃないので、おねぇさんに交代してもらえますか?」って感じで伝えるのってオーケーなんですかね?なんか難しい。どう言えば良いのだろう?それともタブーなんだろうか

なんにせよ、おねえさんを引き当てた僕は、オーダーいたします。

「ガッツリ短くお願いします」

この一言でどんなふうに仕上がるでしょう

ワクワク

おねぇさんはハサミからバリカンに持ち変えてガンガン切ります!

切ること5~7分程度で完成。おねぇさんのハサミには迷いがありません。

仕上がりの雰囲気は、イメージで言うと旧日本軍兵みたいな感じでした。短い!

「ガッツリ短くしましたー。今こんな感じですけど、ちょっと伸びたら動きつけれると思いますー。髪多いので量は減らしておきましたー。お疲れ様ですー」

おねぇさんはこう言い残して次の方のカットへと向かいました。職人です。で、お姉さんの言ったことはいつも的確で、朝に髪をまとめるのも楽。徐々に伸びていく未来を見据えてカットする、信頼できるスタイリスト。感謝感謝です

もし今回カットしたのがお兄さんだったら、ガッツリ短い角刈りになっていたことでしょう。

「ガッツリ短く」という言葉から出来上がる形は人によって全然違うわけですが、それをさらにどう伝えたら自分の好みの方向に持っていけるのか…。 

伝えるのってやっぱ難しい。みんなどうやって伝えるんでしょう。すごく知りたい。

こうやって伝えるのが面倒くさいから過去に美容院で、「おまかせで」ってお願いしたら、その時の髪型がちょっと短くなったくらいになったりしました。イメージは全く変えず長さだけが短るなる感じ。

美容院での経験はそういうのんが多かったかな…。やっぱりなんの情報もなくおまかせって言うとカットする人も良く分からなくなるんですかね。単に短くするってのが無難なのでしょう。僕としては無難にこなされるのがあまり好きではないわけです。かといって、ポリシーを持って角刈りにってのもどうか…。

あぁ伝えるって難しいです

次はおねぇさんに当たるかな?

ある意味このスリルがあるから、あの散髪屋に通ってるのかもしれません。お兄さんに当たった場合にどうやって伝えるべきか、自問自答しておこうと思います

ではではごきげんよう

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