みなさまお疲れ様です。ドラマー山口です。

気づけば2022の3月。毎日やること多すぎてマジでてんてこまいです。やりたいことをできてるかほんと微妙な状況です。みなさんはいかがでしょうか。楽しく生きていたいですね

さてさて以前から自分のドラムの奏法の改善を試しておりまして、最近やっとこさ体に馴染んできた気がしております。まだまだ考えながら試行錯誤は繰り返しておりますが、1番大事にすることが「ドラムやシンバルの鳴りを最大限に引き出す」ということはブレておりません。

いかにドラムを叩いてきっちりと振動させるかということが大事でして、叩きつけるイメージではえぇ音がしてくれません。力いっぱい叩くのは間違い。ツボを把握しつつ振動を殺さないこと。そのためにはスティックの持ち方や振り方が大事なんす。

僕はこれを「ドラムの解放」と呼んでます。    

レッスンしてるときに…

「もっとドラムを解放して!」って叫んでしまうこともしばしば。

生徒さんにとっては「?」な瞬間です。

説明が下手ですみません。

あまりに僕の概念を熱く語ってしまうと、なんか精神的なところも含まれるので宗教っぽくなりそうだから雰囲気だけを言うことに留まってます。

でも頑張って解放してね。気持ち良いですから

さてさて、最近私はやらなければいけないことに追われてまして時間が足りない状態です。

ほんと忙しいんですが、やりたい事はちゃんとやろうと考えて行動してます。

時間が限られた中ではやることをちゃんと厳選せねばなりません。そこで常に考えるのが優先順位です。自分の中での「死ぬまでには絶対やっておきたいことリスト」を作成してそれを遂行していくわけです。

リストの中から先日やったことの一つがですね……

ドラムのカバリング張り替え

です。えー、カバリングってのは…

ドラムは胴の材質が木だったり金属だったりしますが、木のドラムは表面の仕上げが塗装の場合とカバリングと2種類あります。

塗装は色を塗るっていうことで分かりやすいですが、カバリングってのは、カバリングシートという材質がポリ塩化ビニルの薄いシートを巻き付けることで仕上げにしてるわけです。ビンテージ系のドラムにも結構多い仕上げです。

この張り替え作業に前から興味がありました。自分のドラムを好みの柄に変えられるってところが魅力です。つきましてヤフオクにて目ぼしいドラムを1月ごろ調達しました。こちら↓

こちらのTAMAのスネアは1990年代くらいの中古。そこまで高いものでもないですが、バーチシェルでして見た感じで絶対に良い音するはず!と直感で思いました。ピンク色のカバリングシートですね。ルックスは嫌いではないです。

カバリングというのは経年劣化で剥がれたり割れたりします。接着剤が劣化したりとか、日光に当ててしまってカバリングシートが変形したりってことが大体の原因です。

このスネアも例外ではなくカバリングの一部が欠けていました。そのためかだいぶ安めの値段設定でお得に購入できました。ありがたいです。

とりあえず何度かライブで使ってみましたが、サウンドは文句なしでした。良いスネアが安く買えるのはほんと嬉しい。

そしてとりあえずカバリングを剥がしてみます。パーツ類を全部外してカバリングを温めたりしながらペラペラとめくると…

こんなふうにあられもない姿に…。これでカバリングシートを変えると違う柄になるわけです。着せ替え的な感じですね。

ここまでやっておいてあれなんですが、僕はカバリングの貼り方については何の知識もありません

えぇ、全くやり方を知りません剥がせても貼れません

ですが、次に必要なのはカバリングシートを用意することというのは分かります。購入せねば!

と思っていたのですが、どの程度のサイズが必要なんでしょう?

ある程度大きなサイズで巻いて後からカットしたりするのか?実際このドラムは後からカッターを入れた痕跡があります。だとすると5.5インチ用のシートを買うよりは大きめを買うべきなのか…。カバリングシートはそう安くはないですので。

これはやっぱり知ってそうな人に聞くべきかということで、ドラムショップを営む友人に聞いてみました。カバリングの張り替え方とか材料とかアドバイスもらう気満々でいました。

そこで言われたのは…

「あぁ、張り替えるのに専用の機械が必要やぞー」

ん?なんだと?

詳しく聞くと、シートを巻く上できっちりと圧着させる工程を踏まないと短期間で確実にペラペラと剥がれてくるそうです。

んー、そうかー  そうなのかー

なんとなく素人にはおいそれと手を出せないような気はしてましたがやっぱりそうかー。

ってゆうか、調子に乗って剥がしてしまったこのドラムどうすんだ?

いろいろ考えましたが、結論はすぐ出ました。

張り替えるのんあきらめる!

テキトーな仕事して使えないドラムにするのは自分が許せません。

なので、張り替えはナシ!塗ります!ニス!

ちょうど使ってなかった水性のニス(エボニー色)がありましたゆえそれで良いでしょう。塗った結果はこちら↓

はい!良い!超カッコ良い!

フープも新品のダイキャストフープに変更しまして、見た目はホンマカッコ良くなりました。80年代~90年に販売されてたタマのコルディアやローズウッド系のスネアを彷彿とさせます。カバリングの張り替えは結局しませんでしたがこれはこれで良かったかなと。

で、見た目には満足してましたが、実はニスで色を塗ったことでサウンドが激変しました。

使い物にならないくらいひどい音に(爆)

ほんとに最悪と言っても間違いない。大好きなルックスから最悪な音しか出てこないのは笑けてきます。

その後、音が悪い状態をよく観察して一体何が原因なのか考えまして、いろいろ調整した結果、現在大変良い音を出してくれてます。追求して試行錯誤することは大事ですね。

って事で、カバリングの張り替えは達成できませんでしたがある意味満足したので、「死ぬまでには絶対やっておきたい事リスト」からは除外することにしました。

なんとなく思いますが、これはやっておきたいと思ったことが形が変わったとしても自分の中で納得できることが大事なんじゃないだろうかと。

ま、「死ぬまでには…」とかそんな考え方するのも年齢が40代後半になってきたからなのでしょうか。昨今の社会情勢を見てるといつ死んでもおかしくないのは明確なので、とにかく楽しんで生きていたいです。

「死ぬまでにはやっておきたいことリスト」を着々と遂行すべしです。いつかはやろう…みたいなこと言ってると、やらないまま人生が終わってしまう気がするので、とにかく早くアクションを起こします!

ではでは皆さま楽しいドラムライフをお送りください

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