暑いですね、実に暑い
暑い日にライブして、暑苦しい演奏をお届けしているドラムの山口です
いつまでたってもパワーゴリ押し系から抜け出せません。
オシャレ系とは無縁かもしれません

さてさて、本日はまたも備忘録のために書き留めておこうと思います。
最近、自分の中で初心を思い出させるようなことがありました。
先日体験レッスンのお問い合わせをしてくれた方(男性)がいるのですが、ドラムをやりたい理由をメールで送ってきてくれまして、、、
その中には
女性にモテたい
という言葉が、、、
モテたい!
モテたい!
おぉ!
おぉ!!
男性なら分かるはず
楽器を自発的に始めようとするとき、この、、、
モテたい!
という思いや衝動は凄まじい原動力な気がします。
こうなりたいがために辛い練習もモチベーション高くできる
っちゅうもんです
で、
自分が高校生の頃に頭の中でタイムトリップしてみると、、、
当時、僕は同級生がギターを弾いている姿を見てギターを始めることを決意しました。
なんかよく知らない曲でしたが、指板の上を流暢に動く左手の指達に感動しました。
そしてその動きからメロディーが奏でられるということになんともいえない思いでした。
すぐさま貯金をおろして50000円くらい握りしめ、梅田のナカイ楽器に行ったことは今でも鮮明に覚えています。
で、ギターを手に入れて、楽器をかまえたときに思いました。
ギター弾けるようになったら絶対モテるぞ!
凄く
シンプルで
エネルギッシュで
不純な
思考回路でした。
そして、買ってから
毎日毎日ギターを抱えてジャカジャカピロピロやってましたが、、、、、
一向に上手くなりません
全く理屈も知らない、押さえ方も動かし方も知らない、ましてや
チューニングすら、、、
ちゃんとしたチューニングにたどり着くのに約1ヶ月を要した記憶があります。
なんとも浅はかな知識で情熱のみが先走るという
月日が経ち、どうやって弾いていけば良いのか試行錯誤している中でギターヒーローに巡り会いました。
イングヴェイマルムスティーンさま

ポールギルバートさま
でした。
ヒーローの影響力は計り知れないものがあり、、、
高校生だった私には光のような速さでスケールを弾く2人はゴッドとして認識され、以降速弾きをしないギタリストはクズというあまりに偏った思考を持つにまでいたりました。
若さゆえ、、、、
そこからポールギルバート氏の教則ビデオを購入して真似る毎日。
単純なフレーズの繰り返しをひたすらやり続けてました。
モテたいから
教則ビデオの中でポール氏が少しばかり理論的なスケールの事も言ってました。
ドリアンがどうだとか、、、
でも深く追求はしませんでした。フルーツの一種だと思って終わりました。
勉強しても、
モテるのにはあまり関係なさそうだったから
今思い返せばそこでもっと勉強しておけば良かった、、、
若さゆえ、、、
で、高校生のギタリストにとって最大のイベント文化祭で、自らのテクニックの全てを披露するわけです。
モテたいがために練習してきた全てを出そうとするのです
当時、バンドを3つくらい掛け持ちしていた僕は様々な曲を演奏しました。
基本は全てロックなのですがね
演奏の出来は、、、
ま、そこそこ
悪くも無いですが、他人を圧倒するような何かがあるかと言われれば、、
無い
僕の事を知らない女のコが僕の演奏する姿を見て憧れの眼差しを向けることなんて、
あるはずもない
ま、要するに高校生の僕は思い描いていた事をギターという楽器で達成することはできなかったわけですが、、、
モテたかった僕はある仮説を複数立てました
1.ギターは弾くことができてもモテない
2.モテるためには違う要素が必要
3.歌う方がモテる
4.いや、そもそもモテるレベルまでギターを弾きこなしていない
5.これを言っちゃおしまいだが、モテるやつはギターを弾かなくてもモテる
6.ダンスやってる方がモテるんじゃない?だってめっちゃウケてたよあいつら
7.ヘビーメタルってもしかして女子ウケ悪いんじゃないか?
8.じゃあメタルやめてチャラい音楽やるか?
9.だからチャラいダンスの方がウケるんだって
10.そもそもモテるって言葉の定義はなんなんだよ!?
すみません。途中からもう仮説ではなくなりました。
仮説をたてながらも1番思ったのはテクが未熟すぎたということで、、、
練習が足りなかったと反省
ハンパな練習量ではダメだったわけです
今ならよく分かる
そして私はこれ以降、大学に入ってからは
朝から夜までスケールを上昇したり下降したりする日々を送ったりしたわけです
ですが、
まぁ、
結局
ギター弾いてモテたりはなし!
楽器をやってモテるのか、、、
ということは全ての人に投げかける大きな題材かもしれません
初心忘れるべからず
モテたいなら練習しろ!ま、モテないんだけどね
ごきげんよう

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