みなさんこんにちは
ドラマーの山口です
今日は僕の教室のこととかレッスンのこととか少しお話ししておきます。
うちの教室では基本的にドラムを教えてます。
ドラム教室なので。
ですがまれにギターを教えてほしいという問い合わせがあります。
一応丁重にお断りさせていただいてます。
最近はプロとアマチュアの垣根が消えたとかよく言われますが、餅は餅屋という言葉を僕は信じてます。
ま、と言いますか、なぜ僕にギターを教えてほしいとわざわざ問い合わせされるのかが謎なわけですが…ほんと。
さて、僕のドラムレッスンにおいて、ある程度重要視してることがあります。
それは
楽譜を理解する
ということです。
楽譜の中でもメロディーとコードが書かれた、いわゆるCメロと言われる譜面は、少しドラマーにはハードルが高いところがありまして…、それはドラム以外の楽器をやったことない人間には顕著です。これはちょっと理解するにはリズム楽器以外を経験する方が早いでしょう。
生徒さんの中にはドラムだったら楽譜とは無関係な世界だと思ってたという人もいてはります。ですがリズムを理解する上でも楽譜はたいへん便利なので覚えてもらうようお願いしてます。ただ、Cメロを理解するために音階やトニックとかドミナントとか…その辺から始めるとドラムに到達するのに時間がかかり過ぎます。
なので、僕の生徒さんには
まずはドラム譜を理解しよう
ということをいつも言っています。
ドラム譜面を読むために、まずは音符休符の長さ、カウントの仕方を覚えて、後は音符が書かれた段の楽器を覚えれば自然とどういうフレーズがなってるのかドラム譜面を見れば想像がつくようになります。
参考画像…
他に繰り返し記号とかに慣れればドラム譜面に関してはほぼクリアで次は自分でフレーズをアレンジする段階に入るわけです。
そういった感じでレッスンをやってきたわけですが、昨年あたりからやたらと生徒さん方が同じことを言うようになりました。それは…
渡された楽譜の参考演奏動画が欲しい
…だそうで。
ま、たしかに生徒さんがそう思うのは必然的ですね。いまやYoutubeを見れば弾いてみた動画、叩いてみた動画はたくさん当たり前のようにあるわけで、その辺の内容に音楽講師側が対応できないのはマズいだろうと考えてはいてました。時代の流れですね。
僕自身も動画の作り方とかには前々から興味があったので機材を揃えて良いものを作ろうと昨年は一念発起した次第です。
ただ、いろいろと演奏動画を作る上で問題は出てきました。それは…
動画作成には結構時間がかかる
ということです。
Youtubeの演奏動画で音がすごくクリアに聞こえるものは
という手順を経てYoutube等に投稿されています。昨年の時点で僕が持っていたパソコンは2009年に買ったMacBook Pro。Core2Duoでは最近の映像編集にはかなりしんどいところがありました。それにそもそもそれだけの時間を編集に費やす時間はどう考えても絞り出すことができません。
僕が演奏動画作成に取り組む上で大事なことは、
という感じです。時間を削減するためには編集は無し!撮り終わったらすぐにアップロードしたいわけです。その分音量等を後から変更したりいじったりできないので一発で合格ラインを超えていないといけません。時間短縮のために発生するペイオフ。仕方ないことですが、自分の演奏にプレッシャーがかかるという意味では良いことでしょう。
これを実現するために、色々機材を探してこれだというものを見つけました。
それがこちら
RolandのGo Mixer Pro!
この機材はどちらかというとギタリストとかが弾いてみた動画を作成するのにかなり重宝するものです。ドラマー向きかと言われるともっと良いものがあるのかもしれませんが、価格・一発撮り向き・スマホのインターフェイス・手軽な高音質・持ち運びしやすい、とか良い点が多いのでこれに決めました。
サウンドハウスでこのくらいの値段
Roland Go Mixer Proの価格 サウンドハウス
これで録画してそのままアップできます。ただし演奏で間違えたりしたら最初からやり直し…。パンチインは不可能です。
ドラムにはマイクをバストラム、スネアドラム、トップに立てて、それらをミキサーでまとめます。各チャンネルそれぞれイコライザーで調整してまとめて、ミキサー ⇨ Go Mixer Pro ⇨ iPodまたはスマホ という流れで接続。ちょっと高めの位置にセットして上から見えるように撮影です。
このセッティングでスマホで撮るとこんな感じ。
マイク3本でイコライジングしてこのくらいのクオリティにはなります。マイク1本で録音するよりかはだいぶはっきりします。やはりドラムはマイク1本で録るには厳しい楽器です。
とまぁこんな感じで演奏動画を作成してはいるのですが、今年はもっと録音のクオリティをあげたいなぁと思ってます。
そのためにはもっとマイクを増やしてオーディオインターフェイスを新しく入れて、パソコン上でちゃんと音源編集して…。というところに挑戦しようと思います。
今狙っているオーディオインターフェイスはこれ!
STEINBERG ( スタインバーグ ) UR816C オーディオインターフェイス 32bit/192kHz
しばらくは出費がかさむぞぉ…。はぁ
しかし、録音の勉強をすることは実に楽しいですね。
演奏動画を作るのって本当に楽しい。ですが、楽譜を読めなくても良いというわけではないですからね。
ってなわけで本日はこの辺で。ごきげんよう