みなさまおつかれさまです。
世間で今現在どれだけ「ZOOM飲み会」が開催されているのか気になってしょうがないドラマー山口です。
最近打ち合わせをオンラインでやった時にちょっと話題に登りました。「今でもZOOM飲み会ってやる人いるのだろうか」と。もし今誘われるとちょっと微妙な気分になるかも、というのが一致した意見でした。皆さんはいかがでしょう?僕は居酒屋で軟骨の唐揚げをオーダーしたいです。
さてさて、新型コロナがどうだとか言っていた時に比べれば、ライブやパーティなど生演奏の現場はガッツリと賑わいを取り戻せている印象で嬉しい限りです。そんな中、今も昔も変わらぬドラマーの演奏事情について書き留めておこうと思います。
ドラマー演奏仕事はある日突然舞い降りてきます。演奏することでギャランティをいただくことがメインで活動しているドラマーさんにとっては日常のことでしょう。僕はどちらかというとレッスン等教えることがメインなので演奏依頼を受ける頻度は演奏メインのドラマーさんよりは確実に少ないです。でも2,3ヶ月に一度、それ以上くらいの依頼は現在頂いております。ありがたや…
演奏の依頼は突然来ます。
「⚫︎月⚫︎日20:00~、場所は⚫︎⚫︎、条件は⚫︎⚫︎⚫︎な感じですが、イケますか?」
こんな感じのメッセージが来るわけです。この時点で僕に依頼してくれるという時点で僕は嬉しすぎて涙が止まらなくなります(誇張有り)。ありがたや。
もう連絡いただいた依頼は全て受けたいところですが、たまに空いてない時は号泣の末お断りしてます(誇張有り)。
ただ、ここできっちりとおさせておかないとダメな認識があります。それは、「イケる」の意味、定義」です。「イケる」に秘められた意味やニュアンスです。
まず当たり前ですが、演奏をお願いする場合、演奏能力に不安があったりする時はその人にはお願いしません。ドラマーだけでなく全ての楽器についてそうだと思いますが、ちゃんと演奏できるということは「イケる」という言葉の大前提だと思います。
そして演奏をお願いされた場合に、ライブハウスが会場だったり、ホール、ジャズクラブ、飲み屋…などなど演奏場所は様々です。
ライブハウスとかならドラムセットが設置されてることがありますが、ホールとかだとドラムセットを置いてないことがほとんどです。となると、「イケる」という言葉には「ドラムセット持ってるよね」ってことが含まれます。しかも、演奏場所の大きさや音響機器の内容に合わせた適正なものを持ってることが必要です。
小さなお店とかで、ただでさえ狭い演奏スペースに、これしか持ってないからという理由で24インチのバスドラムを持ち込むとかは言語道断です。やはりちょうど良い具合というものがあります。
そして何よりドラムセットを運ぶ上で車は欠かせません。「ドラム演奏イケる?」には「ちゃんと車持ってる」が含まれます。ただ車を持ってなくても楽器運搬要員のローディーがいるというドラマーさんはなくてもOKです。僕は今まで仕事でローディーを誰かにお願いしたことはありません…。
どこかで楽器を演奏することって、それだけで結構経費がかかってしまうことなんですね…。
アメリカで言われることらしいですが、ミュージシャンには「5000・500・50・5の法則」があるそうです。
ミュージシャンとは、
5000ドル の楽器を買って
500ドル のボロボロの中古車を手に入れて
50マイル(役80キロメートル) 離れたジャズクラブに演奏に行き
5ドル のギャラを手に入れる
そういう生き物だと。
ミュージシャンってそういうもんだ、って認識されてるんすね。妙に納得してしまう自分がいてるんですが、それでも音楽をやめないのは好きだからに他ないですね。
ということで、皆さん「ドラム演奏イケる?」に答える準備できてますか?まずはええ楽器買って車を手に入れましょう。どっちもない場合は借りたり調達できるルートを確保いたしましょう。
ではでは今日はこの辺で